フロアの半数が感染した新型コロナクラスター。やっとピークは越えた。この2週間は長かった。
何で俺は感染しないんだ?やはり無敵なのか。
深刻な介護職員不足
今回のクラスターに関係なく、前から不足していた影響がモロに来た。今回のクラスターでフロア介護職の約半数が感染して離脱。残った職員は休みを削りながらの出勤。仕方がないとはいえ、かなりのブラックな状況だ。
また、他フロアへ応援要請をかけても「うちの職員が感染したらどうするの?こっちも介護職が少ないのに」と協力が得られない。これも今回のクラスターが起こる前からの問題で、他フロアとの介護職同士で連携がとれない問題を放置していた結果だ。

緊急時やろ?何言ってんの?

まぁ、遡ると色々あってな。介護同士が合わないのよ。ただ今回は文句言わずに協力すべきやけどな。他フロアの利用者なんかより、自分たちの安全の方が大事なんやろ。
マジでクソみたいなプライドが捨てれない人達。巻き込まれるコチラの身にもなってほしいものだ。結局、リハビリさんと事務さんの応援で乗り切る。
看護師の学習不足
毎日新たな感染者が出て、その度にゾーニングが変わる。感染者は出来る限り同室にコホートするように施設ではルール化されているが、それが理解できていない。「取り合えず今日は感染者の出た居室を隔離して、明日になったら責任者に任せよう」と、対応できない・対応しない看護師がいる。問題解決に向き合わず、先延ばしにするタイプだ。彼ら(彼女ら)は自分の判断で責任を負いたくない。だから決められない、行動しない。我々が翌日出勤すると「なんで感染者と非感染者が同室やねん」って状況からスタートする。
当然すぐに居室変更&ゾーニング変更だ。そうすると介護職から「看護師によって意見が違う」「昨日の看護師からの指示はこうだったのに」「看護師で統一してもらわなければ困る」と不満が出る。言いたい事は分かるが、俺から言わせれば指示統一云々の前に責任から逃げる看護師の問題だ。
当然「何故しなかったのか?」を注意するが、相手の言い分は「ゾーニングなどは責任者が判断すべき。私達に言われても困るし責任がもてない」との事。なら電話でもかけてこいよ。結局、何やかんやそれらしい言い訳並べて、責任から逃げてる自分を正当化しているだけ。そんなんだから病院看護師に「施設看護師は…」って舐められるんだよ。休み明けの出勤は必ず前日の借金返済から始まる。
この考えない丸投げ看護師は本当に厄介。介護職も肉体的にも精神的にもボロボロ。少しでも楽な方に流れたい。だからこういう看護師の意見に同調する。その結果、不十分な感染対策で感染が拡大する事になる。修正するたびに「看護師によって言ってる事が違う」が始まるコチラの身にもなってほしいものだ。

看護に足を引っ張られるのは痛いな。

責任から逃げる事ばかり考える奴は、こういう時は害でしかない。二度手間、三度手間はキツイわ。ただでさえTASKに忙殺されているのに。
介護職の学習不足
こういう緊急時には学習している介護職と、していない介護職の差がモロに出る。経験年数は関係ない。いかに普段から学習意欲を持っているかだ。
感染者が増えるにつれ、ゾーニングを始め様々な指示が変更になる。日単位なら良い方だ。日によっては朝と昼で指示を変える事もある。当たり前だ。感染者が増えれば動き方も変わる。まさに臨機応変に対応しなければならない。
しかし、ここで学習不足の介護職が足を引っ張る。「朝と言ってる事が違う」と。指示が変更になった理由を説明するが「ちゃんと統一してもらわなければ困る」と。問題がどんどんズレていく。正直このような人間に構っている暇はないのだが、一丁前にオリジナルの素人理論で武装してくる。実にメンドクサイ。
さらにメンドクサイのは相手がそこそこベテランの場合だ。相手の立場も尊重して言ってあげないといけない。「素人が黙ってろ」と一蹴したい気持ちを抑え、丁寧に説明する。結果、倍疲れる。
また、困った事に出来ない人間は出来ない人間同士で群れる。数が多ければ正しいと思っているようだ。大事なのは数ではない。根拠だ。そこまでステージを降りないといけない事に泣けてくる。

THE・時間の無駄。何一つ、メリットがない。むしろデメリットのみ。

多数決してる場合じゃないやろ。
外側からの意見
感染対策での隔離期間が長くなると、利用者のADL低下、認知機能低下を懸念する声が挙がる。「感染対策だからって、何もしないのはおかしいのでは?」「隔離対応中でも出来るレクリエーションなど、余暇活動を考えるべきではないのか?」とか。「利用者の立場になって…」とか。
俺の意見はこうだ。「ならお前がやりに来いよ。応援にも来ないくせに、安全な所から好き勝手言うじゃねーよ」だ。
そもそも感染拡大を防ぐために隔離しているのだ。余暇活動とは矛盾する。何のために隔離していると思っているのだ?『目指せ全員感染!目指せ集団免疫!』か?それに半分職員が離脱している現状で最低限の業務でもギリギリなのに、優雅にティータイムしている外野から言われる筋合いはない。

対岸の火事ってやつやな。当事者以外が好き勝手言うのはどこも変わらんな。

課題としては理解できる。ピークアウト後のタイミングで段階を移行しても良いと思う。しかし、そのタイミングを見極められるほどの余裕はなかった。従って、今回は無理。
部屋がない
後半は感染者が多すぎて隔離する部屋がなくなった。苦肉の策で感染者と濃厚接触者を同室に。仕方がない。部屋がないんだもの。
ここでの弊害は同室内の感染者と濃厚接触者への関わる順番。普通に考えれば濃厚接触者(発症していない)から関わるはずだが、中々それが理解できない職員がいる。感染部屋でまとめてしまうとこういう弊害もある。そしてここでも出てくるのが適当な看護師。「感染者と同室なら遅かれ早かれ感染するから、別に順番とか気にしなくてもよくない?」と。「そうよね」と同調する一定数。感染拡大が止まるわけがない。

最低限のルールすら守れないなら黙っとけよな。マジで迷惑やな。

マジで余計な仕事やで。先に芽を潰しとかないとルールが無くなっていくからな。意外と職員の監視も大事やったわ。ま、監視対象は一部やけどな。
感染したいのか?
身体的にも精神的にも限界に達すると予想外の行動をとる奴が現れる。PPEなしでレッドゾーンに入っていく輩だ。「利用者には触れない。ちょっと物を取るだけだから」と。ダメに決まってるだろ。そんで、レッドゾーンから物を持ち出すな。
おそらく感染したいのだろう。感染すればこの地獄から抜け出せる。しかも「感染したなら仕方ないよね」と同情までセットで付いてくる。ハッピーセット並みにお得だ。そして彼らはバッチリ感染した。「おめでとう」と言った方が良いか?

薄々気づいてたんやけど…

多分、思ってる事は正しいぞ。前半は利用者同士の感染。本来ならここでピークを迎えたはずや。だから後半は職員媒体での感染拡大や。感染者のフロア分布見ても、職員からの感染は間違いなくある。
結論
限界状態が続くと人間は楽な方に流れる。一つルールが破られると、途端に他のルールも崩壊する。気持ちは分かるが最低限ルールは守れ。
責任逃れの為の適当な対応はやめろ。言い訳するくらいなら、むしろ何もするな。それが一番被害が少ない。
緊急時は地力の差が顕著。普段からの仕事に対する姿勢がモロに表れる。
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